新築マンションと中古マンション、どちらがお得か?
販売価格だけを比べると、同じ地域・間取り(広さ)の物件なら、一般的に中古マンションの方が安く手に入れられます。しかし、安い=“得”と必ずしもいえないのが不動産。「新築マンション購入のメリット」でもお話ししましたが、今回はそれぞれのメリット、デメリットを中古マンションと比較してみてみましょう。
新築マンションと中古マンションとでは、販売価格の決め方が少し違います。
新築マンションの値段の決め方
売り主は、不動産会社です。不動産会社は、マンション建設にかかったコスト(土地の取得代や資材費など)に、利益を考慮して価格を決めます。
中古マンションの値段
売り主は、その住まいの所有者です。所有者は、不動産会社に査定をお願いし売却希望価格を設定します。ただし、最終的な価格の決定権は買い主にあるといっても過言ではありません。これは、買い主がいくらで欲しいかによって取引が成立する、「オークション」のような決め方をしているためです。
ここで、新築マンションと中古マンションのメリット・デメリットをまとめます。購入を検討する際に、ぜひ参考にしてください。
新築マンションのメリット
- 最新のシステムや工法が取り入れられている。
- 中古マンションより耐用年数が長いため、同じ住まいに長く住み続けられる。
- 部屋がきれいで快適。前の住人がつけた汚れがない。
- 不動産業者への仲介手数料が不要。
- 長期住宅ローンを組むことができ、無理な返済に追われることがない。
新築マンションのデメリット
- 中古マンションと比較すると価格は高い。
- 間取り図やモデルルームで決めるケースが多く、現地内覧ができないことも。
- 管理状況や近隣トラブルの有無は、入居前に判断しにくい。
新築マンションを購入する際は、現地の周辺環境や予想される入居者層など、下調べを行いましょう。
中古マンションのメリット
- 一般的に新築マンションより安く、値下げ交渉がしやすい。
- 物件数が多く、エリアを限定して探すときの選択肢が豊富。
- 住み心地など近隣住民から情報を集めることができる。
- 景気変動に関係なく供給数は安定している。
- 購入前に、近隣トラブルの有無や管理状況を調べることが可能。
中古マンションのデメリット
- 新築マンションに比べ、管理費(修繕積立金)が高い。
- リフォーム代や不動産会社への仲介手数料など、販売価格以外の費用がかかる。
- 築25年以上の物件だと、税制面や住宅金融支援機構の融資返済などに不利な点も。
中古マンションを決めるときは、管理面を徹底的にチェック。リフォームをする場合は、同じ地域・間取り(広さ)の新築マンションより15%以上安ければ、諸々の費用を含めても中古マンションの方がお得だと、一般的にいわれています。
新築マンションの価格は必ずしも市場を反映した価格とはいえません。購入を検討している新築マンションは高いのか、それとも安いのか。それは、同じ地域・間取り(広さ)の中古マンションの相場を判断材料にすると、わかりやすくなります。
転勤の予定があったり将来的に転売を考えているのであれば、新築マンションと中古マンションの相場価格に開きの少ないエリアで購入を検討するのも、ひとつの方法です。
今回のお話はこれでおしまいです。新築も中古も一概にどっちが得?とは言い切れませんが、住まい購入は一生でもっとも高い買い物。しっかり検討して、損をしない賢い買い方をしましょう。

