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まいど。OIOI(オイオイとお読みください)です。


<前回までのあらすじ>
2004年に悔しい1点差負けを喫した私は、まるで運命の糸にあやつられるかのように、その翌年も1点差負けを喫してしまう。
宅建登録講習(受講料:30,000円也)の存在を知り、お金で解決しようと心に誓う、OIOI、33歳の冬であった。


2006年を迎えた私は、大いに迷っていた。
そもそも、これまでの人生で同じ試験に2回落ちたことはない、という実績があったにも関わらず、宅建で2回目の敗北を味わったのである。
今年も落ちれば、屈辱の3タテを喫することになる。
そして何より、妻からの「受験料返せ!」という有言の圧力が心を萎えさせた。


とりあえず、会社で主催する宅建講習会の担当である『かりん(こちらも未だに合格していない……)』に、宅建登録講習について調べてもらった。
その結果、重大な事実が判明したのである。
登録講習というだけあって、お金を払えばそれで終わりというわけではなく、指定された講習を受講しなければならないようなのだ。
お金だけならまだしも、時間まで奪われることは私の本意ではない。
結局、今年も自力で受けるということに決まった。
そして、泣いても笑ってもこれで最後にしようと心に誓った、OIOI、まもなく34歳の夏であった。


宅建の申し込みを行うためにインターネットサイトにアクセスすると、埼玉県の受験会場として大宮ソニックシティがあるではないか。
実は過去2年、川越の先の某大学を受験会場として選択していたのだ。
「方位が敗因だったのだ」という新たな理由(言い訳)を見出した私は、迷わず大宮ソニックシティを選択しようとした。
が、その日がネット受付の最終日だったためか、あろうことか大宮会場が満席となっていたのである。
意地でも昨年の会場では受験しないと心に決め、ほかの会場を見てみるが、どれも交通アクセスが不便である。
やむを得ず過去2年と同じ会場で受験することに決めた。
このとき「二度あることは三度ある」という言葉が、私の頭をよぎったことは言うまでもない。


今までの私は、試験申し込みと同時に「3ヶ月集中学習」と銘打って参考書による勉強を始めていた。
しかし根っから飽きっぽい性格である私は、学習開始から1ヶ月程度で飽き、その後夏休みを経てさらに学習意欲が衰え、試験に流れ込むという悪循環に陥っていた。
そこで今年は、夏休みが明けてから「2ヶ月間猛特訓」というタイトルで臨むことにした。
効果はてきめんである。
飽きることなく、試験勉強を行うことができたのだ。
ただし、問題集を一通り読み終えた時点ですでに試験まで1ヶ月を切り、大いなる不安を抱えたまま試験を迎えたということに関しては、昨年までと何ら変わりがなかった。


試験は例年通り、手強かった。
まるで私が勉強した部分を避けるかのように、見知らぬ問題ばかりが出題される。
50問を終えて、最終的に迷った答えが2問あった(ほかの10問はまず正解だろう。それ以外の38問は勢いで回答した)。
その2問とも、確実に点数を取らないといけない宅建業法からの出題である。
あまりしたくはなかったが、帰りの電車で参考書を開き、その2問の正答を探してみた。
結果は、2問とも見事に外れていた……。
やはり、余計なことはするものではない。


その夕刻、人生3度目の自己採点を行った。
資格学校のサイトをプリントアウトすると、不吉にもページが切れているではないか。
どのように切れているかというと、ページの右端に掲載されている5・10・15・……・50問目という10問が印刷されていないのである。
わざわざプリントアウトし直すのも面倒なので、まずはプリントアウトされた40問の自己採点を行うことにした。
不正解、正解、正解、不正解……。
いつも通り、一進一退の攻防が続く。
そして49問目までを採点したときの点数は、27点。
合格ラインを35点と考えると、残りの10問で8点以上正解していなければならない。
この時点で、宅地建物取引主任者の夢を諦めたことは、言うまでもない。


その後、心を静めるためにビールを2本空け、意を決して残りの10問を印刷すべくパソコンに向かった。
自分で結果を見るのは怖いので、正答を妻に読み上げてもらった。
05番は1!」 「当たったー!」
「10番は2!」 「当たったー!!」
「15番は4!」 「当たったー!!」



「50番は4!」 「当たったー!!!!!!!!!!」


奇跡は起きた。
信じられないかもしれないが、残した10問のうち、なんと9問が当たっていたのである。
この時点で獲得点数は36点
その後、祝杯と称してビールをさらに数本空け、床に就いた私であった(翌日はもちろん、二日酔い……)。


そして運命の結果発表。

合格点は34点


マークミスがないことを祈りつつ合格証の到着を待っていると、予定通り合格証が自宅に到着した。
中には、合格証のほかに宅地建物取引主任者の登録までの流れが記されている。
不動産会社に勤めているとは言え、私はずっと人事である。
つまり、登録に必要な“実務経験”を持たないのである。
実務経験がない場合には、指定企業が実施する“実務講習(受講料:40,000円也)”を受けなければならない。
そこでめでたく修了証の発行を受けると、いよいよ登録の手続き(手数料:37,000円也)を行うことになる。
この8万円近い出費はあまりにも痛い……。


こんなことならば、合格しなければ良かったと後悔する、OIOI、34歳の冬であった。


―― 完 ――


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投稿者:OIOI2007年01月05日|コメント(0)|トラックバック(0)|

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