9/23涙の免許証 ~後編~
まいど。OIOI(オイオイとお読みください)です。
<前回のあらすじ>
有楽町で気持ちよく酔っ払ったOIOIを、終電間際の有楽町線が終点を目指し走っていた。
※詳しくは、コチラをお読みください。
「お客さーん。終点ですよ!」という駅員の声で起こされた私は、あわてて電車を飛び降りた。
まだ半分眠った状態ではあったが、私の目には見たことがない風景が映っていた。
どう考えても、ここは私が目指すべき『W市駅』ではないようだ。
どうやら、私が乗り込んだ電車の行き先は『W市駅』ではなかったようだ。
仕方がないので改札を出て、私はタクシー乗り場に向かった。
タクシーの運転手に行き先を告げ、私は奇跡的に家にたどり着くことができた。
翌朝。
二日酔いの体に鞭打ちながら、私は会社に向かう準備をしていた。
妻はもちろん、一言も口をきいてくれない。
スーツのポケットに鍵を入れ、財布を入れたとき、何かが足りないことに気がついた。
そう。
もう一つのマスト・アイテムである定期入れがないのである。
「俺の定期入れ、知らない?」と、ダメ元で妻に問いかけてみるが、帰ってくるのは冷たい視線だけである。
定期入れには、定期券(6ヶ月定期で、3ヶ月分が残っていた)の他に、運転免許証もしまってある。
これらがないことは大問題であるが、出勤時間も迫っていたので定期入れの捜索は後にし、私は会社に向かった。
帰宅した私は、カバンから何からを再度捜索してみた。
案の定、定期入れはどこにも見つからなかった。
なくなってしまったものは、仕方がない。
翌日私は、会社近くの交番に遺失物届を提出しに行った。
しかし、警察特有の“管轄”の問題で、その翌日も私はいくつかの交番を駆け回ることになる(その模様を描いたのが、2006/3/27に掲載した『助けてください』である)。
地元の交番を駆け回った日は、忘れもしない2006年2月10日であった。
この日はセミナーで使用するムービーの音入れ作業が、午後行われることになっていた。
さらには、その後にムービー制作の打ち上げと称して、制作会社と慰安旅行に行くことになっていた。
これらの仕事(?)に集中するため、当日私は有給休暇を取得していた。
「行くなら、今日しかない!」と考えた私は、宿泊の準備を整え、朝早く家を出た(このとき背中に妻の異様に冷たい視線を感じたことは、言うまでもない)。
埼玉県の交番に遺失物届を提出した私は、一路鴻巣を目指した。
もちろん、運転免許証の再交付を受けるためである。
急いで手続きを取れば、夕方の音入れ作業には間に合うであろうという私の考えは、甘かった。
鴻巣は私の予想以上に遠く、免許証の再交付を受けたころには、約束の時間まで30分しかなかった。
ディレクターに事情を説明し、急いでスタジオに駆け付けたときには、すでに編集の最終段階に入っていた。
ムービー自体の編集に携わることができなかった私は、仕方なくこのブログ用に写真を取り、スタジオ内の取材を行った(その模様を描いたのが、2006/2/13に掲載した『OFF×REC!?』である)。
音入れ作業は予定より遅れたが(私のせいだという噂もある)無事に終了し、私たち一行は急いで温泉旅館を目指した。
旅館の夕食にギリギリ間に合い、その後は近くのスナックで大いに飲んだ。
翌日は近くの湖でバギーに乗ったり、日帰り温泉に行ったりと、楽しい旅行であった。
しかし家に帰るとなったとき、私の脳裏には妻の顔が浮かんだ。
「怒ってるんだろうなー」と思えば思うほど、家に帰るのが怖くなる。
しかし、もう一夜どこかに泊まる度胸も金銭的な余裕もない私は、恐る恐る妻の待つ家に帰ることにした……。
この先の詳細をここで記すことは勘弁願いたい。
ただ、この後1ヶ月間、夫婦の会話がなかったことだけは記しておこう。
今、私の手元には穴を開けられた古い免許証がある。
そこに映っている私の顔は、心なしかむくんでおり、何かに怯えているような表情に見える。
そして、裏面にはしっかりとあの日の痕跡が残っていた。
再交付 18.2.10 埼玉公委
この免許証を見るたびに、少しだけ胸が痛む。
★☆★ 人気blogランキングに参加中! ★☆★
クリックで一票! → ![]()
タカラレーベンは2010年度新卒入社に向けて頑張る就活生を心の底から応援します。
投稿者:OIOI|2009年09月23日|コメント(1)|トラックバック(0)|▲
トラックバック
- トラックバックURL:
- http://blog.leben.co.jp/cgi-bin/mt3/mt-tb.cgi/2169



コメント
免許証番号の下1桁の数字は、免許証の再交付の回数だそうですよ。
おそらくOIOIさんの免許番号は下1桁が「1」になっているはずです。