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6/16お前が言うな!

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まいど。OIOI(オイオイとお読みください)です。


眠い……。
昨晩はワールドカップの日本×カメルーン戦があり、私もついつい観戦してしまった。
“ついつい”と書いたのは、最初から積極的に見た訳ではなかったからである。
最近の日本代表は不甲斐ない試合が多く、この試合も大敗するのではないかと予想していた。
また、試合開始が23時ということもあり、試合終了まで見たら1時を過ぎてしまう。
寝不足で翌日を迎えるのは、正直キツイ年頃である。
そんなに辛い思いをしてまで、負け戦を見るべきか?
私が出した結論は、22時ごろから仮眠を取り、起きられたら見ようという作戦であった。
キックオフのとき、妻が起こしに来たという記憶はかすかにあるが、そのときの私は睡魔に勝てなかった。
その1時間後に起きられたのは、たまたま尿意を催したからに他ならない。


私がテレビを点けたときには、すでに後半が始まっていた。
得点を見ると、日本が1対0で勝っているではないか(このときは、夢ではないかと本気で思った)。
トイレを済ませ、気を鎮めるためにタバコを吸った後、私は自室に戻り改めてテレビを見た。
やはり日本が1点差で勝っている。
こうなると、このまま眠る訳にはいかない。
後半はカメルーンのロングボールに冷や冷やする場面もあったが、日本はそのまま逃げ切り、何とか勝利を手にすることができた。
私はあまりサッカーには詳しくないが、勝因は中村(俊)選手が出場できなかったことにあったのではないかと感じた(詳しいことはここでは書かない)。
いずれにせよ、日本代表にとっては最高のスタートが切れたのではないだろうか。


私が就職活動をしていた1994年も、ワールドカップが開催されていた。
第15回の米国大会である。
この大会は、日本にとっても大きな出来事があった大会である。
いわゆる『ドーハの悲劇』と呼ばれる、最終予選の最終試合、しかもロスタイムでの失点による予選敗退というものであった。
当時私は、リアルタイムでこの試合を見ていた。
深夜の放送であったが、一進一退の攻防にテレビの前で大声を張り上げていた記憶がある。
そして、ロスタイム。
イラクのショートコーナーからセンタリングが上がり、相手の同点ヘディングシュートを許してしまったのである。
私が生きてきた中で『時間が止まった』と感じたのは、後にも先にもあの瞬間だけである。
その後この場面は何度もリプレーされたが、相手のセンタリングを阻止しようとスライディングしたカズの右足が、わずかにボールに届かなかった場面が今でも鮮明に私の脳裏に焼き付いている(この後しばらく、カズを恨んだものである)。


試合終了後、選手はピッチに崩れ落ち、応援に来ていたサポーターも涙を流して悲しんでいた。
問題は、この後である。
しばらくすると、聞き覚えのある歌がスタンドから流れてきた。
当時のサポーターたちが歌っていた「アメリカへ行こう(×3回)みんなで行こう」という応援歌である。
しかし、よく聞いてみると歌詞が変わっているのである。
「フランスへ行こう(×3回)みんなで行こう」
次の大会の開催地であるフランスに歌詞を変えて、サポーターたちが合唱しているのである。
『次も応援する』という気持ちを込めて歌ったのかもしれないが、私からすればこんな残酷な応援はないように思えた。
選手たちは、たった今ワールドカップへの道が断たれたのである。
年齢的にもこの大会にすべてを注ぎ込んだ選手もいたはずである。
そっとしておいてほしいというのが、選手たちの本音だったのではないだろうか。


話を現代に戻す。
つい昨日までは、今回の日本代表は3連敗するのではないかと本気で予想していた。
カメルーン戦に負けたら、その後の試合は見ないつもりであった。
それがどうだ。
初戦に勝っただけで「決勝トーナメントの日程は?」などと、急に関心を持ち始める私がいる。
私という人間を勝手な人間だと思う方もいるだろうが、これが大半のファン心理なのではないだろうか。
人は、自分にはないものに対して憧れ、声援を送るのである。
憧れを感じられない対象に時間やお金を使うほど、人は暇ではない。
そして勝負の世界である以上、勝つことがその声援を大きくさせる何よりの原動力なのである。
以上の理由により“正統派のファン”とは、私のような人間を指すということがご理解いただけたのではないだろうか。

次戦は19日(土)のオランダ戦。
みんなもテレビの前で日本代表を応援しよう!(お前が言うな!)

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投稿者:OIOI2010年06月16日|コメント(0)|トラックバック(0)|

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